Claude Codeのインストールと初期設定|5分で始める完全手順
Claude Codeのインストールから初回起動、CLAUDE.mdの初期設定まで、エンジニア・非エンジニア両方の視点でつまずきやすいポイントを押さえながら手順を解説します。Node.jsバージョン問題、認証エラー、プロキシ環境での対処法まで網羅。

Claude Codeのインストール自体は1コマンドで完了します。しかし、つまずくのはインストールの「前」と「後」です。 Node.jsのバージョン問題、認証のタイムアウト、CLAUDE.mdを書かずに使い始めて精度が出ない ── これらの落とし穴を避けるための実践ガイドです。
本記事では、エンジニアと非エンジニアの両方に向けて、前提環境の確認からCLAUDE.mdの初期設定まで、一本道で迷わない手順を解説します。
注意事項: Claude Codeは活発にアップデートが続いています。本記事では手順の「流れ」と「考え方」を中心に解説し、バージョン固有の数値や細かな仕様変更は公式ドキュメントへの参照を案内しています。
この記事を読むとわかること
- OS別の前提条件と、見落としやすい環境依存の問題
- インストールから初回起動までの手順(エンジニア向け・非エンジニア向け)
- 3つの認証経路の違いと、選び方の判断基準
- CLAUDE.mdの最初の10行で書くべきこと
- 実際に報告されているトラブルとその対処法
前提条件 ── インストールの「前」で9割決まる
Claude Codeのインストールはnpm installの1行ですが、その1行を実行する「前」の環境が整っていないと、エラーメッセージとの格闘が始まります。ここを丁寧に確認するだけで、セットアップの体験が劇的に変わります。
必須環境
| 項目 | 要件 | 確認コマンド |
|---|---|---|
| Node.js | v18以上(LTS推奨) | node --version |
| OS | macOS / Linux / Windows(WSL2) | ── |
| ターミナル | iTerm2, Terminal.app, Windows Terminal等 | ── |
| Anthropicアカウント | 事前に作成推奨 | ── |
Node.jsのバージョン問題 ── 最も多いトラブル
「Node.jsは入っているのにインストールできない」というケースの大半は、バージョンが古いことが原因です。
node --version
このコマンドで v16.x.x 以下が表示された場合、Claude Codeは動作しません。特にmacOSでは、Homebrewで過去にインストールしたNode.jsが古いまま残っていることがよくあります。
対処法は2つです。
方法1: nvm(Node Version Manager)で最新LTSに切り替える
# nvmがインストール済みの場合
nvm install --lts
nvm use --lts
node --version # v20.x.x 以上になることを確認
方法2: Node.js公式サイトからLTS版を直接インストールする
https://nodejs.org/ のLTS版をダウンロードしてインストールすれば、古いバージョンが上書きされます。コマンドラインに慣れていない場合は、この方法が最もシンプルです。
nvmを使う場合の注意点として、ターミナルを新しく開くたびにnvmのバージョンが切り替わっていることを確認する必要があります。.zshrc や .bashrc にnvmの初期化スクリプトが記述されていないと、ターミナルを開き直すたびにシステムデフォルトの古いNode.jsに戻ってしまいます。
Windows環境の追加手順
WindowsでClaude Codeを使うには、WSL2(Windows Subsystem for Linux)が必要です。Windows単体のコマンドプロンプトやPowerShellでは動作しません。
# PowerShellを管理者権限で開いて実行
wsl --install
インストール後にPCを再起動し、Ubuntuのセットアップを完了させてから、Ubuntu側のターミナルでNode.jsとClaude Codeをインストールします。WSL2環境ではファイルパスが /mnt/c/Users/... のようにLinux形式になるため、Windowsのファイルパスとの変換に注意が必要です。
推奨環境(あると便利なもの)
- Git: プロジェクトのバージョン管理下でClaude Codeを使う場合は事実上必須。
git --versionで確認 - 十分なターミナル幅: Claude Codeの出力は横に長いため、ターミナルを全画面で使うか、最低でも120文字幅を確保すると読みやすくなります
- VS CodeやCursorのターミナル: エディタに統合されたターミナルから起動すると、コードの変更を即座にエディタ上で確認できて効率的です

インストールと初回起動
環境が整ったら、インストールは本当に1コマンドです。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
-g はグローバルインストールを意味し、どのフォルダからでも claude コマンドが使えるようになります。インストールには通常1〜2分かかります。
完了したら、バージョンを確認します。
claude --version
バージョン番号が表示されれば成功です。「command not found」と表示された場合は、npmのグローバルインストール先がPATHに含まれていません。以下で確認できます。
npm bin -g
表示されたパスが .zshrc や .bashrc のPATHに含まれていなければ、追記して source ~/.zshrc(または source ~/.bashrc)で再読み込みします。
yarnやpnpmを使っている場合
# yarn
yarn global add @anthropic-ai/claude-code
# pnpm
pnpm add -g @anthropic-ai/claude-code
いずれもグローバルインストールのPATH設定に注意が必要です。特にpnpmは、pnpm setup コマンドでPATHの設定を自動化できます。
認証 ── 3つの経路と選び方
Claude Codeを初めて起動すると、認証設定が求められます。利用経路によって認証方法が異なり、ここで「どれを選ぶか」が後の運用に影響します。
経路1: Anthropicアカウント(Pro/Maxプラン)── 個人で試すならこれ
cd your-project
claude
初回起動時にブラウザが自動で開き、Anthropicのログイン画面が表示されます。メールアドレスとパスワード(またはGoogleアカウント)でログインすると、ターミナルに戻って認証が完了します。
この経路のメリットは、APIキーの管理が不要なことです。ブラウザでログインするだけで使い始められるため、非エンジニアにも勧めやすい方法です。
ただし、注意点があります。この認証はブラウザのセッションに依存するため、ブラウザのCookieをクリアしたり、シークレットモードで開いたりすると再認証が必要になります。「昨日まで動いていたのに急に認証エラーが出た」というケースの多くは、これが原因です。
経路2: Anthropic API(従量課金)── チーム利用ならこれ
export ANTHROPIC_API_KEY="sk-ant-..."
claude
APIキーを環境変数に設定する方法です。チームで利用する場合、APIキーを共有して利用量を一元管理できるため、コストの可視化がしやすいのが利点です。
APIキーの永続化には、シェルの設定ファイルに追記します。
# ~/.zshrc または ~/.bashrc に追記
export ANTHROPIC_API_KEY="sk-ant-..."
ここで見落としやすいのが、APIキーにはプレフィックスが必要なことです。sk-ant- で始まらないキーを設定すると認証エラーになります。Anthropicのコンソールからキーをコピーする際、前後に余計なスペースが入っていないかも確認してください。
経路3: Amazon Bedrock / Google Vertex AI ── エンタープライズ向け
既存のAWSやGoogle Cloudの認証情報を使ってClaude Codeを利用する方法です。IAMロールやサービスアカウントによるアクセス制御ができるため、企業のセキュリティ要件に適合しやすいのが特徴です。
設定方法は各クラウドプロバイダの認証体系に依存するため、公式ドキュメントを参照してください。導入判断の考え方はClaude Code料金プランの違いと選び方で解説しています。
初回実行 ── 最初の30分で試すべき3つのこと
認証が完了したら、いきなり本番のタスクを任せるのではなく、段階的に信頼を構築するアプローチが重要です。
1. プロジェクトの理解度を確認する
このプロジェクトの構造を説明してください。
主要なディレクトリの役割と、使われているフレームワークを教えてください。
Claude Codeがファイルを探索し、プロジェクトの概要を返してきます。この回答の精度が、以降のタスクの精度のベースラインになります。もしここで明らかに間違った解釈をしていたら、CLAUDE.mdで補正する必要があります。
2. 小さな読み取りタスクを試す
src/utils/ にあるユーティリティ関数の一覧と、各関数の概要を表にまとめてください
ファイルの「読み取り」だけのタスクを最初に試す理由は、リスクがゼロだからです。ファイルを変更しないため、何かがおかしくても影響がありません。ここでClaude Codeの探索能力と理解力を確認できます。
3. 小さな変更タスクを試す
README.md のインストール手順セクションを、最新のNode.jsバージョン要件に合わせて更新してください
読み取りタスクで信頼感が得られたら、影響の小さいファイル変更を試します。Claude Codeがファイルを変更する際は確認プロンプトが表示されるため、変更内容を確認してからAcceptする習慣をつけてください。
ここで重要なのは、Claude Codeが提案した変更をdiff(差分)として読むことです。追加された行は緑、削除された行は赤で表示されます。この差分を読む力が、Claude Codeを安全に使いこなすための基礎体力になります。

CLAUDE.mdの初期設定 ── 最初の10行で精度が変わる
CLAUDE.mdは、プロジェクトのルートディレクトリに置くテキストファイルで、Claude Codeが毎回の起動時に読み込む「前提知識」です。このファイルの有無と内容で、Claude Codeの出力品質が大きく変わります。
なぜCLAUDE.mdが重要なのか
CLAUDE.mdがない状態でClaude Codeを使うと、以下のようなことが起きます。
- プロジェクトの規約を無視したコードスタイルで出力する
- テストフレームワークの選定を間違える(JestとVitestを混同するなど)
- 自動生成ファイルを編集しようとする
- 環境変数を
.envに直接書こうとする
これらは全て、「Claude Codeがプロジェクトの文脈を知らない」ことが原因です。CLAUDE.mdは、その文脈を教えるためのファイルです。
最初に書くべき10行
完璧なCLAUDE.mdを最初から書く必要はありません。以下の4項目を10行程度で書けば、初期段階としては十分です。
# プロジェクト概要
ECサイトのフロントエンド。Next.js App Router + TypeScript。
# 開発コマンド
- dev: pnpm dev
- test: pnpm test(Vitest)
- lint: pnpm lint(ESLint + Prettier)
# コーディング規約
- TypeScript strict mode。anyは使わない
- コンポーネントは関数コンポーネント + named export
- テストファイルは実装ファイルと同じディレクトリに配置
# 禁止事項
- src/generated/ 配下は自動生成。絶対に編集しない
- .env には値を追加しない。.env.example のみ更新する
この10行があるだけで、Claude Codeの回答精度は体感で大きく変わります。特に「禁止事項」は重要で、これを書いていないと、Claude Codeが善意で自動生成ファイルを「改善」してしまうことがあります。
CLAUDE.mdを育てる方法
CLAUDE.mdは「最初に完成させるもの」ではなく、**「使いながら育てるもの」**です。運用のコツは以下のとおりです。
- Claude Codeが間違いを犯したら、その原因をCLAUDE.mdに追記する
- チームメンバーから「Claude Codeがこんな変なことをした」と報告があったら、制約として追記する
- 月に1回程度、不要になった記述を整理する
たとえば、Claude Codeが console.log をデバッグ用に残す癖があると気づいたら、「console.logは本番コードに残さない」と追記します。この積み重ねが、Claude Codeをチームの文化に馴染ませるプロセスです。
CLAUDE.mdの詳しい書き方やベストプラクティスは、CLAUDE.md記述ガイドで解説しています。
エンジニア向け: 高度な初期設定
ここからは、開発者向けの追加設定を紹介します。非エンジニアの方はスキップしても問題ありません。
settings.jsonによるグローバル設定
Claude Codeは ~/.claude/settings.json でグローバル設定を管理します。プロジェクト横断で適用したい設定がある場合に使います。
Git Hooksとの連携
Claude Codeはgitの操作も行うため、pre-commitフックとの相性を確認しておくことが重要です。ESLintやPrettierのpre-commitフックが設定されているプロジェクトでは、Claude Codeのコミットもそのフックを通過します。フックが厳しすぎるとClaude Codeのコミットが頻繁に失敗するため、CLAUDE.mdにフォーマット規約を明記して、フック通過率を上げるのが実用的です。
VS Code / Cursorからの利用
エディタのターミナルパネルからClaude Codeを起動すると、コードの変更をリアルタイムでエディタ上に反映できます。特にCursorを使っている場合、CursorのAI機能とClaude Codeを使い分けることで、補完型(Cursor)とエージェント型(Claude Code)の両方の利点を活かせます。
よくあるトラブルと対処法
よくある質問
まとめ ── インストールは入口、CLAUDE.mdが本番
Claude Codeのインストール自体は5分で完了します。しかし、生産性を左右するのはインストール後の初期設定です。
セットアップ完了後のチェックリストとして、以下を確認してください。
claude --versionでバージョンが表示される- プロジェクトディレクトリで
claudeを起動して認証が通る - 「このプロジェクトの構造を説明して」で正しい回答が返る
- CLAUDE.mdに最低限の4項目(概要・コマンド・規約・禁止事項)が記述されている
- 小さな変更タスクを1つ完了して、差分を確認する習慣ができている
この5つが揃えば、Claude Codeを安全に使い始める準備は整っています。
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本記事の更新方針: 本記事は定期的に内容を見直しています。記事内の判断軸・運用パターンは執筆時点での koromo の実務的知見に基づくものであり、個別環境での効果を保証するものではありません。仕様の最新情報は必ず Anthropic 公式ドキュメント をご確認ください。


