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Claude のモデル比較|Opus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku 5.5・Fable 5.1 の違いと選び方【2026年11月】

Claude の現行4モデル(Fable 5.1・Opus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku 5.5)を公式情報で比較。読み込める量はどれも同じで、差は速さ・単価・既定の effort・安全機能にあります。仕事別の選び方、使えるプラン、料金の考え方、旧モデルからの乗り換えの注意点まで解説します。

Claude のモデル比較|Opus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku 5.5・Fable 5.1 の違いと選び方【2026年11月】

Claude の現行モデルは Fable 5.1・Opus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku 5.5 の4つです。迷ったら Opus 5.5 から始め、範囲がはっきりした日常の仕事は Sonnet 5.5、大量の定型処理は Haiku 5.5 に任せ、Opus 5.5 で足りないときだけ Fable 5.1 へ上げます。 Anthropic の公式ドキュメントも、ほとんどの仕事は Opus 5.5 から始めるよう案内しています。

見落としやすいのは、4つとも一度に読み込める量(100万トークン)と一度に書ける量(12万8千トークン)が同じになったことです。以前の比較記事にある「Haiku は読める量が少ない」という違いは、今の世代にはありません。今の差は、速さ、単価、作業にかける手間の既定値(effort)、安全機能の働き方の4点です。

本記事の情報について:2026年11月3日に確認した Anthropic の公式ドキュメント、ヘルプセンター、発表ページにもとづいています。性能の数字は Anthropic が発表した値で、本記事で測り直したものではありません。単価は改定されることがあるため、本記事では金額を書かず、モデル同士の比率で説明します。金額は公式の料金ページで確認してください。

この記事を読むとわかること

  • Claude の現行4モデルの役割と、仕様の違い
  • 文章作成・調査・コーディング・定型処理のそれぞれで選ぶモデル
  • Opus 5.5 と Sonnet 5.5 のどちらを選ぶかの判断材料
  • Fable 5.1 が要る場面と、Mythos 5.1 との関係
  • プランごとに使えるモデルと、料金の考え方
  • 旧モデルから乗り換えるときに止まりやすい点

結論:迷ったら Opus 5.5 から始める

Claude のモデル選びは、まず Opus 5.5 を基準にして、仕事の性質に応じて上下に動かすのが基本です。 Choosing a model には「Most workloads start with Claude Opus 5.5」とあります。4モデルの役割は次のとおりです。

モデル公式の位置づけ向いている仕事向かない仕事
Fable 5.1難しい推論と長時間の自律作業向け何時間も走る作業、多段階の深い調査、資料の完成まで任せる仕事短いやり取り、日常の小さな作業
Opus 5.5長時間のコーディングと知的作業向け判断が要る複雑な仕事、大規模な修正、ほとんどの業務の出発点同じ処理を大量に回す仕事
Sonnet 5.5速さと賢さの組み合わせが最良範囲がはっきりした日常の仕事、機能追加、不具合修正、資料づくり正解が見えず、粘り強い判断が続く仕事
Haiku 5.5大量処理と応答速度重視分類、抽出、振り分け、要約、補助役の作業複雑な自律コーディング

下の図は、この順番を判断の流れにしたものです。上から順に確かめ、当てはまらなければ Opus 5.5 に落ち着きます。

大量の定型処理で速さと費用を最優先するなら Haiku 5.5、範囲がはっきりした日常の仕事を数多くこなすなら Sonnet 5.5、どちらでもなければ Opus 5.5 から始め、effort を上げても足りないときだけ Fable 5.1 に替える判断の図

Claude のモデル名の読み方

Claude のモデル名は「シリーズ名+版の番号」でできていて、シリーズが能力の大きさ、番号が新しさを表します。 Haiku が最も小さく、Sonnet、Opus、Fable の順に大きくなります。同じシリーズの中では、番号が大きいほど新しい版です。

ここで間違えやすいのは、番号の大きさでシリーズをまたいだ比較はできないことです。Haiku 5.5 と Fable 5.1 を比べて「5.5 の方が新しいから上」とはなりません。Fable 5.1 は、公式の選び方の案内で今も最上位の選択肢として扱われています。Opus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku 5.5 は同じ 5.5 の世代として順に公開されたもので、Fable 5.1 はその少し前に、Fable 5 の後継として公開されました。

もう1つ、インターネット上の比較記事を読むときは、書かれた時期を確かめてください。Claude のモデルは2026年だけでも何度も入れ替わり、数か月前の記事でも Opus 4.7 や Sonnet 4.6 が最新として紹介されていることがあります。「Haiku は読める量が少ない」「Opus は Sonnet の5倍の単価」といった説明は、当時は正しくても今の世代には当てはまりません。特に単価の差は世代で大きく変わったので、比率も含めて公式の最新の表で確かめるのが確実です。

状況別の読み分け早見表

目的がはっきりしている方は、次の表から必要な節へ進んでください。

当てはまる状況次に読むところ
4モデルの仕様を一覧で見たい「Claude の現行モデル一覧と違い」
チャットでの文章作成や調査に使う「仕事の種類で選ぶ」
Pro か Max かで使えるモデルを知りたい「使えるプランと切り替え方」
API で組み込むモデルを決めたい「料金の考え方」と「旧モデルからの乗り換え」
Claude Code の設定を決めたい「Claude Code で使うときの選び方」

Claude の現行モデル一覧と違い

2026年11月時点の現行モデルは4つで、差が出る項目は速さと単価と既定の effort に絞られます。 Models overview の比較表を、金額を除いて日本語にまとめました。公開日はリリースノートの日付です。

項目Fable 5.1Opus 5.5Sonnet 5.5Haiku 5.5
API のモデル名claude-fable-5-1claude-opus-5-5claude-sonnet-5-5claude-haiku-5-5
公開日2026年9月1日2026年9月22日2026年9月28日2026年10月7日
速さ遅い方中程度速い最速
Sonnet 5.5 を1とした単価5倍2倍1倍1/20(10万トークン超は1/4)
考える機能常にオン常にオン既定でオン既定でオン
API の既定 efforthighmediumhighmedium
一度に読み込める量100万トークン100万トークン100万トークン100万トークン
一度に書ける量12万8千トークン12万8千トークン12万8千トークン12万8千トークン
信頼できる知識の時点2026年6月2026年6月2026年6月2026年6月
提供終了2027年9月1日より前にはない2027年9月22日より前にはない2027年9月28日より前にはない2027年10月7日より前にはない

トークンは、AI が文章を数える単位です。公式の目安では、100万トークンは現在の数え方で英単語なら約55万5千語、文字数なら約250万字にあたります。日本語の場合は内容によって変わるので、厳密な計算にはトークンの数え方の説明に沿って実際の文章で測ってください。表にある API は、自社のプログラムから Claude を呼び出す仕組みのことです。

同じところ:読める量・書ける量・知識の時点

読める量、書ける量、知識の時点は4モデルとも同じなので、これらはモデルを選ぶ理由になりません。 文字と画像を読めること、ツールを使えることも共通です。長い資料を読ませたいから上位モデルにする、という選び方は今の世代では成り立ちません。Haiku 5.5 も100万トークンを読めます。前の世代の Haiku 4.5 は読める量が20万トークン、書ける量が6万4千トークンでした(What's new in Claude Haiku 5.5)。

違うところ:速さ・単価・effort・安全機能

選ぶときに見るのは、速さと単価、既定の effort、そして安全機能の4つです。 下の図は速さと単価の関係を並べたものです。単価は入力と出力で比率が同じなので、1つの軸で表せます。

公式の速さの区分と、Sonnet 5.5 の単価を1としたときの比。Fable 5.1 は遅い方で5倍、Opus 5.5 は中程度で2倍、Sonnet 5.5 は速いで1倍、Haiku 5.5 は最速で、1回の入力が10万トークンまでは20分の1、超えると4分の1

速いほど単価が低いという、きれいな並びになっています。ただし、速さの区分はあくまで現行モデルの中での比較です。公式の注記によると、実際の待ち時間は入力の長さ、出力の長さ、effort で変わります。

effort は、Claude がその仕事にどれだけ手をかけるかを決める設定です。low・medium・high・xhigh・max の5段階があり、4モデルとも全段階を選べます(Effort)。Anthropic の解説記事は、考える時間だけでなく、読むファイルの数や確かめる量まで変わると説明しています。

Sonnet 5.5 の既定 effort は使う場所で違う

Sonnet 5.5 の既定 effort は、API では high、Claude アプリと Claude Code では medium です。 他の3モデルにはないややこしさで、同じ Sonnet 5.5 でも場所によって結果と消費量が変わる理由の1つになります。Sonnet 5.5 の発表には「Medium effort, the default in the Claude apps」「High effort, the default on the Claude Platform」とあり、Claude Code のドキュメントにも medium と書かれています。アプリと API で同じ質問の結果を比べるときは、effort をそろえてください。

仕事の種類で選ぶ

文章の下書きと資料づくりは Sonnet 5.5、判断が要る調査と設計は Opus 5.5、数をこなす処理は Haiku 5.5 が基本です。 公式の選び方の表と各モデルの紹介ページをもとに、仕事の種類に置き換えました。

仕事まず試すモデル上げる・下げる目安
メール、議事録、提案書の下書きSonnet 5.5短い定型文なら Haiku 5.5、論点の整理から任せるなら Opus 5.5
資料、スライド、表の作成Sonnet 5.5調査から完成まで一気に任せるなら Opus 5.5、それでも足りなければ Fable 5.1
複数の資料を読み比べる調査Opus 5.5段階の多い長い調査は Fable 5.1
機能追加や不具合修正Sonnet 5.5原因が見えない不具合は Opus 5.5
大規模な修正、システムの設計判断Opus 5.5何時間も任せて届かないなら Fable 5.1
問い合わせの分類、項目の抽出、要約の量産Haiku 5.5精度が足りなければ effort を上げる、次に Sonnet 5.5
画面操作の自動化、繰り返しの入力作業Haiku 5.5複雑な操作は Opus 5.5

この表は出発点です。同じ「調査」でも、3本の記事を要約するだけなら Haiku 5.5 で足りますし、矛盾した社内資料から結論を出す仕事なら Opus 5.5 が必要です。分かれ目は、文章の種類ではなく、途中で判断がどれだけ要るかです。

具体例で考えてみましょう。

営業部門で提案書を作る場合。 過去の提案書と顧客の要望を渡して下書きを作る仕事は、形が決まっているので Sonnet 5.5 が合います。一方、競合との違いを踏まえて提案の筋を考えてもらうなら、前提の整理と判断が要るので Opus 5.5 に替えます。筋が決まったあとの言い回しの調整は、また Sonnet 5.5 に戻して構いません。チャットでは会話の途中でモデルを替えられるので、1つの仕事の中で使い分けられます。

カスタマーサポートで問い合わせを分類する場合。 1日に数千件を「料金」「不具合」「解約」などに振り分ける仕事は、判断の幅が狭く件数が多いので Haiku 5.5 の出番です。最初に過去の問い合わせ100件ほどで分類の正しさを確かめ、足りなければ effort を上げ、それでも足りない種類だけ Sonnet 5.5 に回します。全件を上位モデルにするより、費用を大きく抑えられる構成です。

開発チームで古いシステムを作り替える場合。 どこから手を付けるかの調査と計画は Opus 5.5、計画に沿った個別の修正は Sonnet 5.5、大量のファイルに同じ変更を当てる作業は Haiku 5.5、と分ける形が考えられます。全体を何時間も任せて Opus 5.5 で最後まで届かないときに、はじめて Fable 5.1 を試します。

一度に選ぶモデルは1つとは限りません。公式のコストと性能の最適化の解説は、低価格モデルに作業の大半を任せ、難しい判断だけ上位モデルに回す構成を紹介しています。Haiku 5.5 の発表にも、Opus 5.5 や Sonnet 5.5 の補助役として組み合わせる使い方が載っています。ただし同じ解説は、Opus 5.5 の開発作業のテストで、Haiku 5.5 の補助役を付ける方法は effort を下げる方法より良いとはいえなかったと報告しています。組み合わせる前に、effort の調整と比べてください。

Opus 5.5 と Sonnet 5.5 はどちらを選ぶか

正解の形が事前に決まっている仕事は Sonnet 5.5、作業しながら判断を重ねる仕事は Opus 5.5 を選びます。 Anthropic も Sonnet 5.5 の発表で、Sonnet 5.5 を範囲がはっきりした日常の仕事に最も強いモデル、Opus 5.5 を判断を続ける先の見えない複雑な仕事で明らかに強いモデルと説明しています。

発表された数字を見ると、両者の差はかなり小さくなっています。次の表は Opus 5.5 の発表、Sonnet 5.5 の発表、Haiku 5.5 の発表から、4モデルを比べられる項目を抜き出したものです。Opus 5.5 の値は既定の medium ではなく max や xhigh で測ったもので、たとえば CursorBench は medium だと 52.5% です。Sonnet 5.5 の値には測った effort が発表に書かれていないものもあるので、条件がそろった比較ではなく目安として読んでください。

評価測っているものFable 5.1Opus 5.5Sonnet 5.5Haiku 5.5
Terminal-Bench 4.0コマンド画面での多段階の開発作業55.8%66.4%70.6%39.2%
CursorBench 4.0曖昧で複数ファイルにまたがる開発作業51.8%57.8%55.5%発表なし
GDPval-AA v2.1幅広い職種の実務1735184618441620
Humanity's Last Exam(ツールあり)専門的な知識と推論65.6%67.7%64.5%57.4%

ここで数字だけを見て「Sonnet で十分」「Fable は Opus より下」と決めるのは早計です。理由は3つあります。

  • Anthropic 自身が、この水準では点差が実力差の目安として当てにならなくなってきたと書いています。Opus 5.5 と Fable 5.1 の実際の差は、点数の差より小さいそうです
  • Sonnet 5.5 の発表は、max では Opus 5.5 に近い評価もあるとする一方、複雑で先の見えない仕事では Opus 5.5 がはっきり強いと説明しています
  • 高い effort の Sonnet 5.5 は、Opus 5.5 と費用が近くなるとも書かれています。Sonnet 5.5 が得なのは、低めの effort で足りる仕事です

つまり、単価が半分という理由だけで Sonnet 5.5 を選ぶと、難しい仕事ほど差が縮みます。一方で、手順を言葉で説明できる仕事に Opus 5.5 を使うのは、単価2倍の分だけ無駄になりやすいといえます。

判断に迷う場合は、次の手順で比べるのが確実です。公式も、実際の指示とデータで比べることが最も重要だとしています。

  1. 普段の仕事から、簡単なものと難しいものを合わせて3〜5件選ぶ
  2. 同じ指示、同じ資料、同じ effort で両方のモデルに頼む
  3. 結果を読み、自分で直すのにかかった時間を記録する
  4. API なら1件あたりの費用、月額プランなら枠の減り方を比べる
  5. 直す手間の差が小さい種類の仕事は Sonnet 5.5 に寄せる

比べるときに見るのは、最初の回答の出来ばえよりも、完成までの手間です。Sonnet 5.5 の方が早く返ってきても、確認と修正に時間がかかれば、人の時間まで含めた費用は逆転します。反対に、毎回ほぼ直さずに使える仕事なら、Opus 5.5 を使い続ける理由はありません。Sonnet は Free プランでも使えるので、会社で有料プランを契約する前の試用にも向いています。

Haiku 5.5 はどこまで任せられるか

Haiku 5.5 は、複雑な自律作業を除けば実務で使える水準になった、大量処理向けのモデルです。 公式は分類、要約、抽出、振り分け、補助役の作業に向くとしています。Haiku 4.5 との差は大きく、幅広い職種の実務を測る GDPval-AA v2.1 では 735 から 1620 に上がりました。

一方で、発表は「Sonnet 5.5 と Opus 5.5 は、複雑な自律コーディングでは引き続きよい選択肢」と書き、Haiku 5.5 は範囲の狭い仕事に向くと線を引いています。Terminal-Bench 4.0 の 39.2% という数字も、この線引きと合っています。

Haiku 5.5 で注意したい点が2つあります。

1つ目は、10万トークンを超えると単価が5倍になることです。 Haiku 5.5 のページによると、1回の入力が10万トークンを超えると入力も出力も高い単価に切り替わります。100万トークン読めるからといって長い資料を丸ごと渡すと、最安モデルの利点が薄れます。長い資料は分けて処理するか、Sonnet 5.5 と費用を比べてください。

2つ目は、Haiku 4.5 より同じ文章のトークン数が増えることです。 公式によると、同じ文章でも約30%多く数えられます。さらに、過去の考えた内容が次の入力に含まれるようになったため、長い会話ではその分も増えます。それでも発表では平均で約75%安く動くとされていますが、見積もりは数え直してください。

Fable 5.1 が要る場面と Mythos 5.1 との違い

Fable 5.1 は Opus 5.5 で足りなかったときに上げるモデルで、最初から選ぶモデルではありません。 公式の手順でも、Opus 5.5 を xhigh か max にしても長時間の難しい仕事で足りないときに移るよう案内しています。単価は Opus 5.5 の2.5倍です。

向いているのは、何時間も走る作業、段階の多い深い調査、分析から文書・表・スライドの完成まで任せる仕事です。Claude Code のドキュメントは、結果だけを伝えて進め方を任せること、曖昧な問題を渡すことを勧めています。逆に、質問に答えてもらうだけの使い方では、単価の差に見合いにくいでしょう。

Anthropic は Fable 5.1 を「すべての利用者に開かれた中で最も能力が高いモデル」と説明していますが、Opus 5.5 の発表には「ほとんどの仕事で Fable 5.1 の水準」とも書かれています。発表された評価でも、後から出た Opus 5.5 が Fable 5.1 を上回る項目が多く見られます。公式が Fable 5.1 を勧める場面は長時間の難しい仕事に絞られているので、普段使いの上位版とは考えないほうが実務的です。

Mythos 5.1 は認定された組織だけのモデル

Mythos 5.1 は Fable 5.1 と同じ能力・仕様・料金のモデルで、Anthropic の認定を受けた組織だけが使えます。 公式ページでは、Cyber Verification Program などの認定が条件とされています。一般の利用者が検討する必要はありません。

データを保持しない契約の組織は確認が必要

Claude Code のドキュメントによると、組織によっては Fable を使えない場合があり、例としてデータを保持しない契約(zero data retention)が挙げられています。この場合、Claude Code の選択画面では Fable が灰色で表示されます。企業で導入するときは、Fable を前提にした計画を立てる前に契約を確かめてください。

使えるプランと切り替え方

無料プランで使えるのは Sonnet と Haiku で、Opus は有料プラン、Fable はプランごとに扱いが異なります。 claude.com/pricing と Claude Fable models on your plan の内容をまとめました。

プランHaikuSonnetOpusFableClaude Code
Free使える使える使えない使えない使えない
Pro使える使える使える利用クレジットで使える使える
Max・Ultra使える使える使える週の枠の50%まで含まれる使える
Team の Premium 席使える使える使える週の枠の50%まで含まれる使える
Team の Standard 席使える使える使える利用クレジットで使える使える

利用クレジットは、プランの枠とは別に使った分だけ払う仕組みです。Pro で Fable 5.1 を使うと、最初から従量課金になります。Enterprise は契約形態で扱いが分かれるので、管理者に確認してください。

チャットでの切り替えは、送信ボタンの横のモデル名を押して選ぶだけです。見当たらないモデルは「More models」の中にあります。会話の途中でも切り替えられ、次の返答から反映されます(Change the model, effort, and thinking settings)。Enterprise プランで表示されない場合は、管理者が止めている可能性があります。

なお、Haiku 4.5 は2026年10月29日に Free・Pro・Max の選択画面から外れ、Haiku 5.5 に置き換わりました。ヘルプセンターによると、過去の会話は残り、続きは Haiku 5.5 が答えます。Team・Enterprise、Claude Code、API では Haiku 4.5 を引き続き使えます。

上位モデルほど枠が早く減る点も押さえておきましょう。料金ページは、上限に達する速さは使うモデルで変わると説明しており、Fable の案内には、Fable は他のモデルより速く週の枠を使うと書かれています。枠の仕組みは Claude Pro・Max の使用制限で詳しく解説しています。

料金の考え方

API の費用は、モデルの単価だけでなく「1件を終えるのに使うトークン数」でも大きく変わります。 単価の比率は Haiku 5.5(10万トークンまで)を1とすると、Sonnet 5.5 が20倍、Opus 5.5 が40倍、Fable 5.1 が100倍です。ただし、下位モデルが何度もやり直せば、この差は縮みます。

Anthropic の解説でも、定型の作業は小さいモデルの方が安く、難しい作業は大きいモデルの方が少ない手数で終わり、1件あたりでは安くなることがあると説明されています。費用を判断するときは、次の仕組みを合わせて見てください。

仕組み内容向いている使い方
一括処理(Batch API)すぐに結果が要らない処理の入力・出力が50%引き夜間の分類、記事の一括要約
キャッシュ読み出し同じ内容を再利用した部分は、通常の入力単価に対して Fable 5.1 は2.5%、Opus 5.5 と Sonnet 5.5 は5%、Haiku 5.5 は10%で済む長い指示を繰り返し使う仕組み
fast modeOpus の速度を上げる代わりに単価が2倍急ぎのやり取り。Haiku・Sonnet には無い
米国内処理の指定単価が1.1倍データの処理場所を米国に限りたいとき

キャッシュの割合を見ると、長い作業を続けるほど Fable 5.1 と Opus 5.5 の不利は小さくなることがわかります。Anthropic も Opus 5.5 の発表で、キャッシュ読み出しが自律作業やコーディングの費用の大半を占めると書いています。単純な単価表だけでは、こうした違いは見えません。

世代の違いにも注意が必要です。Opus 4.7 より前のモデルから移ると、同じ文章のトークン数が約30%増えます(Pricing)。一方、Opus 5.5 は標準設定で Opus 5 より40%安く動き、Sonnet 5.5 は Sonnet 5 より1件あたり最大30%安いと発表されています。どちらも Anthropic のテスト結果で、保証値ではありません。

なお、月額プランの費用と API の費用は別物です。チャットや Claude Code を人が使うだけならプランの枠で考え、自社システムに組み込むなら API の単価で考えます。

API で見積もるときは、次の順に数字を置くと大きく外しません。まず、1件の処理の入力と出力のトークン数を、実際の文章で測ります。次に、月の件数を掛けて総量を出し、公式の単価を当てはめます。そのあと、すぐに結果が要らない処理は一括処理の割引、繰り返す指示はキャッシュの割引を反映します。最後に、やり直しの割合を足します。

たとえば同じ分類の仕事を Haiku 5.5 と Sonnet 5.5 で比べる場合、単価の差は20倍あります。Haiku 5.5 で精度が足りず、仮に全件の1割を Sonnet 5.5 に回し直しても、全件を Sonnet 5.5 で処理するより総額はかなり小さくなります。逆に、やり直しが人の確認を伴う仕事では、トークンの費用より人の時間の方が重くなります。単価だけで決めず、その処理で間違えたときの影響まで含めて選ぶことが大切です。

モデルと effort のどちらを変えるか

結果が悪いときは、知識が足りないならモデルを上げ、手を抜いたなら effort を上げます。 Anthropic の解説が示す見分け方を、日常の言葉にすると次のようになります。

起きたこと原因の見立て打ち手
必要な資料を渡し、きちんと検討した様子なのに間違えたモデルの力が足りない上のモデルにする
ファイルを読み飛ばした、確認を省いた、途中で投げ出したかける手間が足りないeffort を上げる
指示が曖昧だった、資料が足りなかった依頼の問題指示と資料を直す
定型の作業が続き、上位モデルが要らなくなった能力の余り下のモデルにする

公式の案内は、まず既定の effort で使い、仕事ごとに毎回変えるのではなく好みとして調整するというものです。Opus 5.5 の既定は1つ前の Opus 5 より低い medium ですが、Claude Code のドキュメントによると、Anthropic のテストでは Opus 5.5 の medium は Opus 5 の high と同等以上でした。以前の設定をそのまま持ち込まず、既定から試してください。

Claude Code での effort の設定は Claude Code の effort と ultrathinkにまとめています。

途中でモデルが切り替わることがある

Fable 5.1・Opus 5.5・Sonnet 5.5 では、安全機能が反応すると別のモデルが答えることがあります。 不具合ではなく、サイバーセキュリティや生物学に関わる危険な使い方を防ぐための仕組みです。普段の業務ではまず当たりませんが、セキュリティ診断や生命科学を扱う組織は知っておく必要があります。

使っているモデルサイバー関連で反応生物学関連で反応
Fable 5.1・Opus 5.5Opus 4.8 が答えるOpus 5 が答える
Sonnet 5.5Sonnet 5 が答える断られる
Haiku 5.5API では refusal で返り、Anthropic 側の自動切り替えは無い同左

表の上2行は Claude Code のドキュメントの内容で、Haiku 5.5 は API のドキュメントの内容です。

ヘルプセンターによると、この確認は最新の発言だけでなく、記憶、外部サービスから読んだ内容、検索結果、ファイルも対象です。自分が書いていない内容で反応することもあります。Fable で切り替わると会話の残りは Opus のままになるので、戻したいときは選択画面で選び直します。

API で組み込む場合、別のモデルへの切り替えは自動では行われず、自分で設定します。断られてもエラーではなく、正常な応答の中に stop_reason: "refusal" が返ります。これを見ていないと、途中までの回答をそのまま使ってしまうおそれがあります。

旧モデルからの乗り換え

今も使える旧モデルは多いものの、Sonnet 4.5 は2026年11月30日に終了するので、使っている場合は最優先で移行してください。 公式のモデル廃止ページの状態を整理しました。

モデル状態提供終了移行先の候補
Sonnet 4.5廃止予定2026年11月30日Sonnet 5.5(公式推奨)
Opus 4.5利用可能2026年11月24日より前にはないOpus 5.5
Haiku 4.5利用可能2026年10月15日より前にはない(日付は経過済み)Haiku 5.5
Opus 4.6利用可能2027年2月5日より前にはないOpus 5.5
Sonnet 4.6利用可能2027年2月17日より前にはないSonnet 5.5
Opus 4.7利用可能2027年4月16日より前にはないOpus 5.5
Opus 4.8利用可能2027年5月28日より前にはないOpus 5.5
Fable 5利用可能2027年6月9日より前にはないFable 5.1
Sonnet 5利用可能2027年6月30日より前にはないSonnet 5.5
Opus 5利用可能2027年7月24日より前にはないOpus 5.5

「より前にはない」は終了日の確約ではなく、それ以降に終了する可能性があるという意味です。Anthropic は公開モデルの終了を少なくとも60日前に通知するとしています。この日付は Anthropic が運営する提供先のもので、Amazon Bedrock と Google 運営の Google Cloud は独自の日程です。Opus 4.5 と Haiku 4.5 は最短の日付が近いか過ぎているので、早めに計画に入れておくと安心です。

チャットや Claude Code で使うだけなら、モデルを選び直すだけで移行できます。注意が要るのは、API に自社のプログラムをつないでいる場合です。モデル名を書き換えただけではエラーになる変更があります。

移行止まりやすい変更
Opus 5 → Opus 5.5考える機能を切る指定、特定ツールの強制指定(tool_choice)がエラーになる
Sonnet 5 → Sonnet 5.5考える機能を切る指定はエラーで、between_tools に変える。ツールの強制指定もエラー
Haiku 4.5 → Haiku 5.5budget_tokens、temperature などの指定、回答の書き出しを先に渡す指定(プリフィル)がエラーになる
Fable 5 → Fable 5.1ツールの強制指定がエラーになる。過去の発言を編集すると考えた内容が無効になる

詳しい変更点は Opus 5.5、Sonnet 5.5、Haiku 5.5、Fable 5.1 の公式ページにあります。2026年10月21日の API の変更とあわせて対応する場合は、Claude API 2026-10-21 版への移行も参考にしてください。

API のモデル名には日付が付いていませんが、公式によると、どのモデル名も特定の版に固定されています。claude-opus-5-5 が自動で次の版に変わることはないので、新しいモデルへの移行は自分で行います。

Claude Code で使うときの選び方

Claude Code の既定は、ほとんどの契約で Opus 5.5 で、/model で切り替えます。 普段は既定のまま使い、定型の修正が続くときは sonnet に下げ、難しい長時間の作業だけ fable に上げるのが基本です。操作の手順は Claude Code のモデル使い分けでも紹介しています(同記事のモデル名は2026年5月時点のものです)。

指定動き
/model opus最新の Opus を使う
/model sonnet最新の Sonnet を使う
/model haikuHaiku を使う
/model fableFable 5.1 を使う。既定にはならないので明示する
/model opusplan計画中は Opus、実行中は Sonnet に自動で切り替える

企業で特に確かめたいのは、同じ別名でも、契約先によって中身が違うことです。公式ドキュメントによると、2026年11月3日時点の対応は次のとおりです。

接続先opussonnethaiku
Anthropic の APIOpus 5.5Sonnet 5.5Haiku 5.5
Claude Platform on AWSOpus 5.5Sonnet 4.6Haiku 4.5
Amazon Bedrock、Google CloudOpus 5.5Sonnet 4.5Haiku 4.5
Microsoft FoundryOpus 4.6Sonnet 4.5Haiku 4.5

クラウド経由の場合、sonnet と書くだけでは Sonnet 5.5 にならないことがあります。最新版を使いたいときは、claude-sonnet-5-5 のように正式な名前で指定します。また、Microsoft Foundry の既定は Sonnet 4.5 と書かれており、Foundry は Anthropic の終了日程に従う提供先なので、11月30日より前に設定を確認してください。

もう1つの注意点は、Fable の課金です。プランや席の種類によっては、Fable の利用が利用クレジットからの支払いになります。対話画面では確認が表示されることがありますが、claude -p のような自動実行では確認なしで課金されます。自動の処理に fable を指定するときは、想定外の費用にならないよう、先に支払い方法を確かめてください。

導入の相談が必要になるケース

個人でチャットに使うだけなら、本記事の内容で十分判断できます。迷ったら Opus 5.5 を試し、枠の減り方を見て Sonnet 5.5 に替えれば問題ありません。

相談を検討したほうがよいのは、Claude Code を部門やチームへ導入するときや、API を自社システムに組み込むときです。特に、複数の接続先が混在している、1件あたりの費用を見積もる必要がある、安全機能による切り替えを業務の流れに組み込む必要がある、といった場合は、モデル選びが設計の問題になります。一方、対象の業務がまだ決まっていない段階なら、先に数件を自分で試して、効果を確かめてからで遅くありません。

よくある質問

まとめ

  • 現行モデルは Fable 5.1・Opus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku 5.5 の4つです
  • 読める量、書ける量、知識の時点は同じで、差は速さ、単価、既定の effort、安全機能です
  • 迷ったら Opus 5.5 から始め、範囲がはっきりした仕事は Sonnet 5.5、大量の定型処理は Haiku 5.5 に替えます
  • Fable 5.1 は Opus 5.5 の effort を上げても足りないときに使います
  • Haiku 5.5 は10万トークンを超えると単価が5倍になるので、長い資料では費用を比べます
  • Sonnet 4.5 は2026年11月30日に終了します。API につないでいる場合は、変更点を確かめてから移ります
  • クラウド経由の Claude Code では、sonnet などの別名が最新版を指すとは限りません

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