開発・技術

GPT-6.1 Terraとは?Codexでの使い方・料金・Solとの違い【2026年10月】

2026年10月26日に Codex と ChatGPT Work で使えるようになった GPT-6.1 Terra を、Codex 利用者向けに解説。GPT-6.1 Sol・Luna・Astra との違い、使えるプランと入口、codex -m gpt-6.1-terra での指定方法、クレジット単価と5時間あたりの目安、Codex CLI 0.165.0 の実機で確かめたモデル一覧の中身をまとめました。

GPT-6.1 Terraとは?Codexでの使い方・料金・Solとの違い【2026年10月】

GPT-6.1 Terra は、文章作成・画像の理解・画面操作に向いた OpenAI のモデルで、Codex では GPT-6.1 Sol の半分のクレジット単価で使えます。 2026年10月26日に ChatGPT Work と Codex で使えるようになり、対象は Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu のプランです。Codex CLI では codex -m gpt-6.1-terra で指定します。Codex を使っている人がやることは、CLI を最新版に更新することと、文章や画面の確認のような作業を Terra に回すかどうかを決めることの2つです。

本記事では、2026年10月28日に取得した OpenAI 公式ドキュメントと、手元で実行した Codex CLI 0.165.0 の出力をもとに、Codex で Terra を使うときに必要なバージョン、クレジットの減り方、入口ごとの扱いをまとめます。手元で実行して確かめたことと、ドキュメントに書かれていることは分けて書いています。

この記事を読むとわかること

  • GPT-6.1 Terra の位置づけと、GPT-6 Astra・GPT-6.1 Sol・GPT-6 Luna との違い
  • 自分のプランと入口(CLI・デスクトップアプリ・ChatGPT Work・IDE 拡張・API キー)で使えるかどうか
  • -m・/model・codex exec・config.toml での指定方法
  • Codex CLI 0.165.0 のカタログに入っている Terra の設定値(実機出力)
  • Codex のクレジット単価、5時間あたりの利用目安、API 単価
  • Terra に任せる作業と、GPT-6.1 Sol や Astra に残す作業の分け方
  • GPT-5.6 Terra から乗り換えるときの確認項目

結論:Codex で GPT-6.1 Terra を使う前に押さえる6点

文章や画面の作業は Terra に回し、難しいコーディングは GPT-6.1 Sol か Astra に残すのが基本です。 2026年10月28日時点で押さえるべき点は次の6つです。

  1. 得意なのは文章・画像の理解・画面操作:Codex の Models ページは Terra を「文章作成、画像の理解、コンピューター操作に向いた、速く効率的なモデル」と位置づけています
  2. Codex のクレジット単価は GPT-6.1 Sol の半分:Plus の5時間あたりの目安も、GPT-6.1 Sol より多く送れる幅になっています
  3. 使えるのは Work と Codex だけ:Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu が対象で、ChatGPT の通常の Chat では選べません。Free と Go は対象に入っていません
  4. CLI は公式の条件が 0.159.0 以降、カタログに入ったのは 0.165.0:手元で確かめると、0.164.0 の CLI のカタログに Terra は無く、0.165.0 で入っていました。迷ったら 0.165.0 以上にそろえるのが確実です
  5. カタログ上の文脈の上限が他の GPT-6 系より大きい:0.165.0 のカタログでは、Terra は 500,000 トークン、Astra・GPT-6.1 Sol・Luna は 272,000 トークンでした
  6. IDE 拡張は公式の対応欄に載っていない:Models ページの Terra の欄には、他のモデルにある「Codex IDE extension」の行がありません

GPT-6 Sol・Luna の使い分けと GPT-5.5 退役への対応はCodex で GPT-6 Sol・Luna を使う方法で扱っています。本記事は、Terra を Codex の作業にどう組み込むかに絞ります。

GPT-6.1 Terra とは:GPT-6.1 Sol・Luna・Astra との違い

GPT-6.1 Terra は、GPT-6 世代のモデルのうち、速さと費用を抑えながら文章と画像を扱う作業を受け持つモデルです。 API のモデルページは「画像を使った推論、正確なコンピューター操作、明快で自然な文章のための、速く効率的なモデル」と説明しています。製品写真とカタログの照合、技術図面の読み取り、アプリ画面での操作、文章の下書きと修正が、公式の挙げる用途です。

Codex の Models ページの推奨モデルは、GPT-6 Astra・GPT-6.1 Sol・GPT-6.1 Terra・GPT-6 Luna の4つです。9月に出た GPT-6 Sol(gpt-6-sol)に代わって、GPT-6.1 Sol(gpt-6.1-sol)が並んでいます。4つのモデルは次のように分けられています。

項目GPT-6 AstraGPT-6.1 SolGPT-6.1 TerraGPT-6 Luna
モデルIDgpt-6-astragpt-6.1-solgpt-6.1-terragpt-6-luna
公式の位置づけ最も難しい作業向けの最上位Astra に近い性能を Astra より低い費用で文章・画像の理解・コンピューター操作向けの速く効率的なモデル形の決まった大量の作業向け
向く作業コード・アプリ・調査をまたぐ一連の作業コード・アプリ・文書をまたぐ、繰り返しの多い長い作業提案書の下書き、画像資料の確認、元資料からのフォーム入力抽出・分類・変換・構造化された要約

出典:Codex Models(2026年10月28日取得)。クレジット単価と利用量の目安は料金と利用量の目安にまとめています

費用と利用量の面では、Terra は GPT-6.1 Sol と Luna の間にいます。ただし、単純に「GPT-6.1 Sol の安い版」と考えるのは正確ではありません。公式が Terra に挙げる用途は、画像や画面を読み取って動く作業と、読み手に伝わる文章を書く作業です。API の GPT-6.1 Sol のページが用途の筆頭に挙げる複雑なコーディングは、Terra の用途に入っていません(GPT-6.1 Sol、告知投稿)。

前の世代の GPT-5.6 Terra との違い

GPT-5.6 世代にも Terra がありました。API のモデルページを比べると、GPT-6.1 Terra は単価が下がり、学習データの時点が新しくなっています。

項目GPT-5.6 TerraGPT-6.1 Terra
API 単価(100万トークンあたり 入力 / 出力)$2 / $12$1 / $5
学習データの時点2026年2月16日2026年6月1日
推論レベル(API)none〜maxnone〜max

出典:OpenAI API の GPT-6.1 Terra・GPT-5.6 Terra モデルページ(2026年10月28日取得)

Codex の料金ページには「GPT-5.6 Sol・Terra・Luna の単価は変わらない」とあり、0.165.0 のカタログにも gpt-5.6-terra は選べる状態で残っています。

使えるプランと入口

GPT-6.1 Terra は、Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu のプランで、ChatGPT Work と Codex から使えます。 通常の Chat では選べません。Codex の料金ページには、Terra の追加で Work と Codex 全体の利用上限は変わらないとも書かれています。

公式ドキュメントに書かれている条件を、入口ごとに整理しました。

入口・条件2026年10月28日時点の公式の記載
ChatGPT デスクトップアプリWork と Codex で利用可。「Advanced」のモデル一覧から選ぶ
ChatGPT Work(Web)利用可。モバイルの Work も対応
Codex CLI0.159.0 以降。codex -m gpt-6.1-terra
Codex IDE 拡張記載なし(下記)
通常の Chat利用不可
Free・Go提供対象のプランに含まれていない
Enterpriseワークスペースでの提供状況と管理者の設定による
API キーでの利用API のモデル gpt-6.1-terra として利用可。API の組織・プロジェクトの設定に従う

出典:Codex changelog(2026年10月26日)、Codex Models、Codex Pricing

IDE 拡張については、「使えない」と書かれているわけではありません。Models ページで、Astra・GPT-6.1 Sol・Luna の欄にはある「Codex IDE extension」が、Terra の欄にだけ無い、という状態です。VS Code などの IDE 拡張でモデル一覧に Terra が出ないときは、CLI かデスクトップアプリで使ってください。IDE 拡張の設定全般はCodex の VS Code 拡張ガイド、デスクトップアプリはCodex アプリの解説で扱っています。

なお、料金ページには、Terra が UAE(アラブ首長国連邦)の中だけで推論を処理する設定に対応していないことも書かれています。UAE の拠点でその設定を使っている会社だけが気にすればよい項目です。

Codex で GPT-6.1 Terra を使う方法

Codex CLI では -m gpt-6.1-terra を付けて起動するか、対話中に /model で選びます。いつも使うなら config.toml に書きます。

1. Codex CLI を更新する(0.165.0 以上を推奨)

理由は後述の実機検証で説明します。

npm install -g @openai/codex@latest
codex --version

codex-cli 0.165.0 以上が表示されれば準備完了です。Homebrew などでの入れ方はCodex CLI の使い方ガイドを参照してください。

2. 起動時に指定する(-m)

codex -m gpt-6.1-terra

-m は --model の短い形です。この起動の間だけ Terra を使い、設定ファイルは変わりません。

3. 対話中に切り替える(/model)

Codex CLI の対話中に /model と入力すると、モデルと推論レベルを選ぶ画面が出ます。Max や Ultra のような高い推論レベルは、モデルを選んだあと「More reasoning…」から表示されます。0.165.0 のカタログでは、Terra は Ultra まで選べる設定になっていました。

4. 画面を使わずに実行する(codex exec)

スクリプトや CI から呼ぶときも、同じく -m で指定します。

codex exec -m gpt-6.1-terra "docs/ 以下の README を読み、導入手順の説明文を初めて触る人向けに書き直してください"

5. いつも Terra を使う設定にする(config.toml)

# ~/.codex/config.toml
model = "gpt-6.1-terra"

デスクトップアプリ・CLI・IDE 拡張は同じ config.toml を読みます。ただし Terra は難しいコーディングの主力ではないため、既定のモデルは GPT-6.1 Sol のままにして、文章や画面の作業のときだけ -m で Terra を指定するほうが扱いやすいはずです。設定の置き場所や優先順位はCodex の config.toml 設定ガイドで解説しています。

6. デスクトップアプリ・ChatGPT Work で選ぶ

ChatGPT デスクトップアプリと Web の ChatGPT Work では、モデル設定の「Advanced」を開き、モデル一覧から GPT-6.1 Terra を選びます。公式の画面例では、Advanced で特定のモデル・推論レベル・速度を選べるようになっています。

実機検証:Codex CLI 0.165.0 のカタログにある Terra の設定

Codex CLI 0.165.0 のカタログでは、Terra の文脈の上限は 500,000 トークン、既定の推論レベルは low でした。0.164.0 のカタログに Terra は入っていません。

ドキュメントだけではわからない点を確かめるため、2026年10月28日に Codex CLI 0.165.0 と 0.164.0 を作業用ディレクトリにインストールし、ログインせずに実行しました(手元の設定や認証情報を読まないよう、ホームディレクトリと CODEX_HOME を作業用に切り替えています)。

$ codex --version
codex-cli 0.165.0

Codex CLI には、CLI に同梱しているモデルの一覧(以下、カタログ)を JSON で出力する codex debug models があり、ログインしていなくても実行できます。0.165.0 の出力から GPT-6 世代の項目を抜き出したのが次の表です。

モデルID表示名既定の推論レベル選べる推論レベル文脈の上限(context_window)
gpt-6-astraGPT-6-Astralowlow〜max, ultra272,000
gpt-6.1-solGPT-6.1-Sollowlow〜max, ultra272,000
gpt-6.1-terraGPT-6.1 Terralowlow〜max, ultra500,000
gpt-6-solGPT-6-Solmediumlow〜max, ultra272,000
gpt-6-lunaGPT-6-Lunamediumlow〜max272,000

※カタログの表記は小文字(画面では Max・Ultra のように表示されます)。「low〜max」は low・medium・high・xhigh(Extra High)・max の5段階。2026年10月28日、Codex CLI 0.165.0、未ログインで実行

この出力から読み取れることが4つあります。いずれも未ログインで読める同梱のカタログの値で、ログインした後にサーバーから受け取る値が同じかどうかは確かめていません。

1つ目は、Terra の文脈の上限が他の GPT-6 系より大きいことです。 他のモデルが 272,000 トークンなのに対し、Terra は 500,000 トークンでした。長い資料や多くのスクリーンショットを読ませる作業には有利な値です。ただし API のモデルページでは Terra の文脈の上限は 1,050,000 トークンで、カタログの値はその半分以下です。

2つ目は、カタログの既定の推論レベルが low であることです。 API のガイドは Terra について「medium から始め、品質の向上が時間とトークンに見合うなら上げる」と案内しています(GPT-6 ガイド)。読み取りや下書きの結果が粗いと感じたら、まず /model で medium を選んでみてください。

3つ目は、高速モードの説明が GPT-6.1 Sol と違うことです。 Terra の高速モード(Fast)の説明は「1.5x speed」、GPT-6.1 Sol と Astra は「2x speed, increased usage」でした。料金ページには、Fast モードは同じモデルの標準速度に比べて、プランに含まれる利用量を2.5倍、購入したクレジットを2倍の割合で消費するとあります(モデルごとの個別の記載はありません)。

4つ目は、Terra がカタログに入ったのが 0.165.0 であることです。 0.164.0 の codex debug models の出力に gpt-6.1-terra はありませんでした。0.165.0 のリリースノートにも「GPT-6.1 Terra をモデルカタログに追加」とあります(GitHub リリース rust-v0.165.0、10月27日(UTC)公開)。公式ドキュメントの「0.159.0 以降」との違いについて説明は見当たりませんでした。0.159.0〜0.164.0 でも、ログイン後にサーバー側の一覧から選べる可能性はあります。確かめるには、ログインした環境で -m gpt-6.1-terra を試す必要があります。

なお、同じ 0.165.0 のカタログでも、gpt-5.6-terra の移行先(upgrade)は GPT-6 Sol(gpt-6-sol)のままでした。gpt-5.5 や gpt-5.6-sol の移行先も同じ gpt-6-sol で、新しいモデルの追加に合わせて更新された値ではないようです。

未ログインのまま codex exec -m gpt-6.1-terra "say hi" を実行すると、実行時のヘッダーには model: gpt-6.1-terra と表示され、その後 401 Unauthorized で再接続を繰り返して終了しました。モデルIDを受け付けるかどうかと、そのモデルを使う権限があるかどうかは別のものです。実際に Terra で応答が返るかは、対象プランの ChatGPT アカウントか API キーでログインした環境で確かめてください。

料金と利用量の目安

ChatGPT プランで Codex を使う場合、GPT-6.1 Terra のクレジット単価は GPT-6.1 Sol のちょうど半分です。 ChatGPT Work と Codex は利用量を共有しています。

Codex のクレジット単価(100万トークンあたり、標準速度)

モデル入力キャッシュ入力出力
GPT-6 Astra250251,250
GPT-6.1 Sol502.5250
GPT-6.1 Terra251.25125
GPT-6 Luna2.50.2512.5
GPT-5.6 Terra505300

出典:Codex Pricing(2026年10月28日取得)

GPT-5.6 Terra と比べると、入力は半分、キャッシュ入力(同じ内容を繰り返し読ませたときの割安な単価)は4分の1、出力は約4割(300→125)です。Codex のクレジット課金には、キャッシュへの書き込みの料金は別にかかりません。

5時間あたりのローカルメッセージ数の目安

料金ページには、5時間あたりに送れるローカルメッセージ(手元の CLI やアプリから送る1回の依頼)の数の目安が載っています。固定の上限ではなく、作業の大きさや文脈の量で大きく変わる幅です。

モデルPlus・Business(標準)
GPT-6 Astra5〜45
GPT-6.1 Sol15〜160
GPT-6.1 Terra35〜285
GPT-6 Luna350〜3,000

出典:Codex Pricing(2026年10月28日取得)。Pro は現在5時間の上限がありません。どのプランも、週ごとの上限が別にかかる場合があります

Plus で比べると、Terra の上限側(285)は GPT-6.1 Sol(160)の約1.8倍です。文章の手直しや画面の確認を GPT-6.1 Sol から Terra に移すと、GPT-6.1 Sol の利用量を難しいコーディングのために残せます。残りの利用量は、CLI の対話中に /status で確認できます。上限の仕組みはCodex の利用上限の解説、プランごとの料金はCodex の料金プラン比較で扱っています。

API で使う場合の単価

Codex を API キーで使う場合や、自社のアプリから直接呼ぶ場合は、API の料金がかかります。

モデル入力キャッシュ入力キャッシュ書き込み出力
gpt-6.1-terra$1.00$0.05$1.25$5.00
gpt-6.1-sol$2.00$0.10$2.50$10.00

出典:OpenAI API の GPT-6.1 Terra・GPT-6.1 Sol モデルページ(100万トークンあたり、2026年10月28日取得)。Terra のキャッシュ書き込みは30分保持の単価で、12時間保持は $2.50

API の Terra は、文脈の上限が 1,050,000 トークン、1回の最大出力が 128,000 トークンです。入力が272,000トークンを超えるリクエストは、そのリクエスト全体の入力とキャッシュの単価が2倍、出力が1.5倍になります。Batch と Flex は標準の半額です。自社のアプリから Terra にツールを呼ばせるには、OpenAI の新しい呼び出し方式である Responses API を使う必要があります。

Terra に任せる作業・GPT-6.1 Sol や Astra に残す作業

Terra に向くのは、画面や画像を読み取る作業と、読み手に合わせて文章を整える作業です。設計判断を伴うコード変更や原因のわからないバグ調査は、GPT-6.1 Sol か Astra に残します。

公式の Models ページが Terra の例として挙げているのは、提案書の下書き、画像資料の確認、元資料を見ながらのフォーム入力です。Codex の作業に当てはめると、次のような分け方になります。

作業向くモデル理由
画面のスクリーンショットを見て、表示崩れや文言の違いを一覧にするTerra画像の読み取りが得意
ダッシュボードやグラフの画像から変化点を要約するTerra公式の例そのもの
README・手順書・PR の説明文を、読み手に合わせて書き直すTerra明快な文章が得意
ブラウザやデスクトップアプリでの決まった操作Terraコンピューター操作が得意
テストの失敗ログからエラー箇所を決まった形で抜き出すLuna形の決まった大量の作業
複数ファイルにまたがるリファクタリング、設計判断のある実装GPT-6.1 Sol複雑なコーディング向け
調査から実装・検証までの一連の作業GPT-6 Astra最も難しい作業向け

公式は、画像から取り出した名前・数値・細部は、元の資料と照らして確認するよう注意しています。スクリーンショットの数字を Terra に読ませて表やコードに転記させる場合は、最後に人が元画像と照合してください。プロンプトの中で「読み取れない箇所は推測せずに印を付けて」と指示しておくと、確認する場所を絞れます。

Terra に任せる作業の例を1つ挙げます。公式の例を Codex 向けに日本語にしたものです。

codex exec -m gpt-6.1-terra "screenshots/ にある管理画面の画像を見て、前回からの変更点を表にまとめてください。グラフのラベルと数値を引用し、確信を持って読めない箇所はその旨を書いてください"

GPT-5.6 Terra から乗り換えるときの確認項目

GPT-5.6 Terra は引き続き使えるので、急いで差し替える必要はありません。いつもの作業で両方を比べてから切り替えます。 API のガイドは、GPT-5.6 Terra からの移行について「代表的な画像とワークフローで、同じ推論レベルにそろえて両方を比べる」よう案内しています。

  • Codex CLI を 0.165.0 以上に更新した
  • 普段 GPT-5.6 Terra に任せている作業を2〜3件選び、同じ推論レベルで GPT-6.1 Terra と結果を比べた
  • カタログの既定(low)と、API ガイドが勧める medium の両方を試した
  • config.toml、カスタムエージェント、スクリプトの -m gpt-5.6-terra を、比べた結果に応じて差し替えた
  • コーディング中心の作業は、Terra ではなく GPT-6.1 Sol に回した
  • 自社のアプリから API で使う場合、ツールを呼ぶ処理が Responses API になっているか確かめた
  • Enterprise の場合、管理者の設定で Terra が対象ユーザーに使えるようになっている

設定の中に古いモデル名が残っていないかは、文字列検索で確かめられます。

grep -rn "gpt-5\.6-terra" --include="*.toml" --include="*.yml" --include="*.yaml" --include="*.sh" .
grep -n "gpt-5\.6-terra" ~/.codex/config.toml

Terra が選べない・使えないときの確認手順

Terra が選べないときは、プラン・入口・CLI のバージョン・ワークスペース設定・サインイン方法の順に確かめます。

  1. プラン:Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu のいずれかか。Free・Go は対象外です
  2. 入口:通常の Chat ではなく、Work か Codex から使っているか。IDE 拡張で出ない場合は CLI かデスクトップアプリで試す
  3. CLI のバージョン:codex --version が公式の条件(0.159.0 以降)を満たしているか。出ない場合は 0.165.0 以上に更新して試す
  4. ワークスペース:Enterprise なら管理者の設定で Terra が使えるようになっているか。個人アカウントと会社のワークスペースを取り違えていないか
  5. サインイン方法:API キーでサインインしている場合は、API の組織・プロジェクトで gpt-6.1-terra が使えるか

公式の Workspace model availability ページによると、ChatGPT のワークスペースで設定したモデルは、Codex CLI・IDE 拡張・API には自動で反映されません(Workspace model availability)。「デスクトップアプリでは出るのに CLI では出ない」というときは、まず CLI のバージョンを確認してください。

よくある質問

まとめ

GPT-6.1 Terra を Codex で使い始めるときにやることは3つです。

  • CLI を 0.165.0 以上に更新する:CLI のカタログに Terra が入った版です
  • 作業を振り分ける:文章・スクリーンショットの確認・画面操作は Terra に、設計判断のあるコーディングは GPT-6.1 Sol か Astra に残します。クレジット単価は GPT-6.1 Sol の半分です
  • 乗り換えは比べてから:GPT-5.6 Terra は引き続き使えます。いつもの作業で両方を比べ、カタログの既定(low)と medium も試してから切り替えます

関連記事

資料で全体をつかんでから、御社の場合をご相談ください

  • 研修・稟議・外注の準備に使える資料を無料で
  • 見積書の確認は、登録なしで診断できます
  • 相談は 30 分無料。代表が直接お返事します
  • 要件が決まっていなくても大丈夫です